焙煎麦茶

麦茶には様々な焙煎方法があります。

そして麦の種類も大き分けて二条麦茶と六条麦茶に分類されます。

二条麦茶とは六条よりも少し粒が大きめで、別名大粒大麦ともいわれている麦を使用している麦茶です。

ビール麦ともいわれていますが、それはビール醸造に適しているからなんだそうです。

一方六条麦茶は逆に小粒大麦と呼ばれており、「裸麦」「皮麦」に種類が分かれます。

麦茶の原料に使用されることも多いのでご存知の方も多いと思います。

ちなみにお茶に適した大麦はタンパク質の含有量の多いもので、それに加え焙煎行程でムラが生じないよう粒や水分などが均一であることが大切になってきます。

焙煎方法は最初でも説明した通りとにかく種類が多く、その方法によってお茶の味が異なってくるのが特徴です。

砂炒りという焙煎方法があります。

まず、鉄釜で熱した砂糖を循環させ、釜の中に大麦を通していきます。

この方法は昔ながらの方法でポップコーンのように弾けるのが特徴です。

フクレ炒り方法は砂炒り焙煎の一種になりますが、特長を挙げますと急激に高温の中に投入する焙煎方法になります。

麦の粒を膨化させる為に利用する方法でもあります。

カタ炒りはフクレ炒りとは違い比較的低温に設定した回転ドラム式の釜で攪拌し、色を付けていく方法です。

粒の膨化も少なく、原料の大きさに近い粒が特徴的になります。

アルファ化では麦茶の抽出性に優れており、大麦原料を蒸してから乾燥させて焙煎を行う方法です。

炭火ではその名の通り炭を燃料とした方法となります。

通常重油や灯油、ガスなどを利用するところ先ほど説明した方法で行うので、麦の芯まで浸透しまろやがで口辺りの良いお茶ができあがるようになっています。

それぞれの方法で口当たりなどが変わってくるこのお茶、技術がないとできないことではありますが、売っているお茶の原材料などを見たりすると、色々知ることができておもしろいかもしれませんね。

ちなみにこのお茶には古くから歴史があり、およそ1万3千年前にイラン・イラク・チグリスユーフラテスなどの流域で栽培されました。

日本には縄文時代の末期から全国に広がってきたといわれていますが、当たり前のように飲んでいるお茶も、昔はわざわざ手動で大麦を炒って作られていました。

江戸時代の末期頃から喫茶店などで多く飲まれるようになり、今では誰もが知っている夏の定番茶としても知られるようになりました。

麦茶は意外に奥の深いお茶なのです。

また栄養価も高くノンカフェインなので身体にも安心ですし、血液をサラサラにしてくれることから汗を多くかく夏場にこそ飲みたいお茶が麦茶なのです。