玄米茶の入れ方

玄米茶の美味しい入れ方をご存じでしょうか。

玄米茶は、その名の通り、炒った玄米が茶葉と同じくらい含まれているため、香ばしい香りが特徴です。

玄米茶の茶葉は下級煎茶か番茶が使われるのが一般的です。

旨みがあまり含まれていない茶葉を玄米と一緒にして、風味を誤魔化しているとも言われます。

一説には、戦前の茶商が、鏡開きの際に出る餅屑を何かに利用できないかと考え、茶葉に混ぜたのが最初と言われています。

あるいは、茶葉の量を誤魔化すために、玄米を入れたという説もありますが、現在では番茶とほうじ茶と同じように、その苦肉の策であった玄米の香りを含め、庶民に愛される味として定着しています。

その味は、香ばしさに大きく影響されるため、茶葉の等級ではなく、玄米の質に大きく依存します。

爆ぜてしまった玄米は香りが立たず、じっくりと蒸してキツネ色になるまで炒られた玄米が一番香りが良いため、見た目に爆ぜた玄米が目立つお茶は粗悪品とされます。

玄米茶の美味しい入れ方には、この玄米の香りをいかに引き出せるかにかかっています。

お茶の旨みがそれほど含まれていない玄米茶は、長時間おくとタンニンが出て渋味ばかりが目立つようになるため、多めのお湯で短時間サッと抽出するのがコツです。

まず、急須と湯飲みを用意したら、必ずお湯を沸騰するまで沸かします。

玄米茶の香りを活かすには、熱湯を用いた入れ方が基本になります。

煎じる前に茶器にお湯を注いで捨てて、温めておくようにします。

ひとり分の茶葉はだいたい3~4グラムです。お湯が熱い内に急須に茶葉を入れ、煎じるようにしましょう。だいたい30秒くらい待ってから素早く湯飲みに注ぎ分けます。

この際、きっちり最後の一滴まで注ぎきるようにしましょう。

2煎目以降は湯を入れてから待たずに注ぐぐらいで十分です。

放っておくと、後になればなるほど、とどんどん渋味が出て美味しくなくなります。

あるいは、玄米茶の成分を抽出するには、水出しもおすすめです。

玄米には、ビタミンが豊富に含まれており、中には熱で壊れてしまうものもあります。

それに、玄米茶はカフェインが少ないので、他のほうじ茶などと同様、普段から麦茶のように水代わりに飲める緑茶です。

熱い夏に飲む場合は、冷茶の方が重宝することも多いでしょう。

冷茶で玄米茶を美味しくいただくには、茶葉をいつもの2倍か、水出し専用の茶葉を使いましょう。

急須に氷1個か2個と茶葉をいれ、水を入れたら急須を回して茶葉が開くのを促します。

10回から20回ほど、様子を見て振り続け、1分半ぐらい待てば上手く抽出できているはずです。

出来るだけ均等になるよう注ぎ分けて、熱湯を用いた玄米茶の入れ方と同様、最後の一滴まで注ぎきるようにしてください。

もっと玄米と緑茶の栄養を効率よく摂取したいのであれば、粉末タイプの玄米茶を利用する入れ方を試してみるのも良いでしょう。

茶葉に成分が残る従来の入れ方と違い、丸ごと栄養を体内に取り入れることができます。

緑茶の入れ方はそれぞれで、その味と風味を活かすために少しずつ違います。

玄米茶の場合は、玄米の香ばしさを引き立たせるために、やはり熱湯を用いた入れ方が一般的です。

お湯を注いだ途端広がるあの香りがあれば、食後や仕事の最中の一息のリラックスも大きく違って来るでしょう。

機会があれば、玄米茶の美味しい入れ方を意識してみてください。