小山園の抹茶

抹茶といえば京都宇治ですが、宇治茶を語る上で外すことができないのが、丸久小山園です。

丸久小山園は、元禄年間にその端を発する、老舗中の老舗茶舗なのです。

小山久次郎が元禄年間に、茶の栽培・製造に適した宇治の地で起こしました。

最初は茶の栽培と製造でしたが、茶の販売にも着手し、明治に入って全国的に知られる茶舗となりました。

現在でも丸久小山園のお茶は、茶樹の栽培から茶葉の製造まで一貫して行っています。

茶の湯は、戦国武将たちも愛していたことが知られているように、大変歴史の古いものですが、庶民が現在の煎茶を飲めるようになったのは、江戸中期以降と言われています。

元禄年間からお茶づくりに携わってきた丸久小山園は、まさに日本茶の発展の歴史と共に歩んできたといっても、過言ではないでしょう。

さて、最近は全国的なお茶ブームにのって、京都の老舗茶舗でもさまざまな抹茶メニューが売られるようになりました。

17世紀後半から300年以上も愛されてきた茶舗小山園でも、抹茶メニューがいろいろ登場しています。

店頭販売されているジェラートタイプのソフトクリームは、濃厚で香りが良いと人気があります。

抹茶クリームロールや抹茶サクレット・フィナンシェは、洋菓子のなかに濃厚なお茶の風味が漂う人気商品です。これなら和洋どちらのティータイムにも合いますね。

他にも昔ながらの麩焼煎餅や茶団子、抹茶飴に宇治茶琥珀、宇治茶松露など、歴史を感じさせる和のお菓子も変わらぬ人気です。

香り高い老舗のお茶と共にいただくと、より上品な甘さと薫香が引き立ちます。

しかし、やはり老舗の真骨頂は最高品質の抹茶でしょう。

昔ながらの簀下十日藁下十日という栽培から手摘みを経て、丁寧に製造・石臼挽きされた抹茶は、まさに高級品です。

三千家をはじめとする茶道の宗家宗匠たちから愛される銘柄の抹茶は、10種類以上にのぼり、圧巻です。

そんな高級品はちょっと手が届かないものですが、美味しくてリーズナブルなお茶もたくさん販売されていますので、ご安心ください。

高価な玉露から毎日飲める煎茶まで、もちろんほうじ茶や川柳、玄米茶も販売されています。

お茶スイーツを手作りするという方には、食品用の抹茶もあります。

食品用の抹茶はダマになりやすく、均一に混ぜるのにコツがいりますが、そんな悩みを一気に解消してくれるペーストタイプもあります。

60グラム包ですので、すぐに使いきれて風味も失いません。

ほうじ茶もあるのでバリエーションも豊かになりますね。

これからの季節は、焼き菓子はもちろん、ゼリーや水ようかん、アイスクリームと、いろいろなものに応用できるのではないでしょうか。